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革の基礎知識

革の単位

「デシ」
皮革の面積で取引される場合の単位で、平方デシメートル(dm2)の広さ。デシ(deci)は「10分の1」を表し、1 dmは1 mの1/10で10 cmを意味し、10 cm×10 cmの面積は1デシ平方メートル(1dm2 = 100cm2)で、皮革業界では略して1デシという。
革製品に必要な革の大きさ
平均して次の様になデシ換算が行われています。
■革靴…20デシ/足(紳士靴25デシ、婦人靴15デシ、子供靴12デシ)
■ハンドバッグ…65デシ/個
■財布・小物…10デシ/個
■鞄・袋物…20〜30デシ(ランドセル60デシ・学生鞄75デシ)
■革衣料…300〜350デシ/着
■革手袋…20デシ/双
■服装ベルト…8デシ/本(4デシ用・8デシ用ベルトがある。婦人用6デシ)
■時計ベルト…1デシ/本

革の種類

革のバリエーション
革のバリエーションは原料となる動物の違いだけではなく なめしや仕上げの方法によってその表情が全く違った物になる。 素材本来の持ち味に加工による風合いが、かわの楽しみを広げる。
型押し
革の表面に高温高圧のプレスで凹凸をつけて表情を与える手法。 天然のしわと違いが自由に好みのしわを転写する事ができる。 靴、鞄、ケース、衣料などにつかわれる。
ヌバック
スエードやベロアと違って銀面側を安って起毛させた革。 もともと繊細な銀面を毛羽立たせているため、その毛足は 非常にきめ細やかで、繊細な肌合いを楽しむ事が出来る。
ヌメ革
「素仕上げ」とも呼ばれ、タンニンなめしの革を無染色で 仕上げた革。色はオフホワイトから薄いベージュ色をしている。 広義には染色してある素仕上げのものも含む場合がある。
オイルレザー
ロウやオイルなどで撥水性や堅牢性が与えられた強化レザー。 オイルレザーはそのうちのひとつで、革に多量のオイルを 加える事で、耐水性と柔軟性を持たせたもの。
ガラス張り
クロムなめし後、ガラス板またはホーロー板に貼付けて 乾燥させ、銀面をサンドペーパーで削り、樹脂を吹き付けて 表面を平滑にしたもの。成牛の革が使われる事が多い。
スエード
革の裏側である床面をサンドペーパーで毛羽立たせ、短く 起毛させた仕上げの革。主に子牛や山羊の革で作られる。 なかでもシルキースエードは高級品とし珍重される。
もみ革
革の銀面を手や機会を使って揉む事によってシボを付けた革。 揉む方向によって「水シボ革」「角揉み革」、「八方揉み革」 何ど呼ばれる。
エナメル
革の銀面にボイルアマニ油またはワニスを塗り乾燥させる事を 繰り返して表面に光沢のある強い被膜を作った革。 現在はウレタン樹脂によって光沢膜を形作ることもある。
ベロア
スエードと同じように床面を毛羽立たせた革ではあるが、 その毛足が長いのが特徴。使われている原皮も、成牛など 繊維の粗い大型動物の物が多い。
シュリンク
「縮む」という英語の意味の通り、なめし行程で熱や 薬品によって革の銀面を収縮させてシボを出したもの。 シュリンクすると柔らかくなり、シボによって傷も 目立ちにくくなる。

なめし方法

クロムなめし革
なめし期間が短く経済性が優れている為、現在最も広く行われているなめし方法で、クロム塩(3価のクロム)を鞣剤としているため特有の青色の革となる。製品革は軽くて柔軟で保存性、耐熱性が良く、靴甲革、鞄・袋物用革、衣料用革、手袋用革、インテリア用革など広範囲に使用される。また、近年は新しい蝕感や性状を出すために2種類またはそれ以上の鞣剤の併用により、単独使用の欠点を補うことのできるコンビネーションなめしが主流。
タンニンなめし革
植物タンニン剤を主としてなめした革で、クロム革に比べて伸びと弾性が小さく、可塑性に富み堅ろうであるので立体加工に適する。底革、ぬめ革(鞄、ベルト)、多油革(馬具)、クラフト(革工芸)などの製造に利用される。近年、環境や人にやさしいノンクロム・ノンメタルなどのエコレザーが注目されている。
油なめし革
代表的なものにセーム革がある。非常に柔軟で、吸水性が良く、適度の親油性をもち、洗濯が可能である。姫路白なめし革も。
その他
明バンなめし革、アルミニウムなめし革、ホルマリンなめし革など主に使用する鞣剤により区別されるが、生産が少なくなっている。

革の加工タイプ

銀付き革 Full grain leather
天然の革の銀面(表面)を活かしたもので、カゼインおよびラッカー仕上げされるものが多い。ボックスカーフやアニリン革などが代表で、美しい銀面と優れた耐久力、艶のある快適な使用感により、靴甲革、鞄・袋物用革、ベルド用革、衣料用革、インテリア用革と圧倒的な人気を得ている。古くは銀面をバッフィングしていない染色革を本染めと呼んだ。
ガラス張り革 Corrected grain leather
主として成牛革を用い、クロム革製造においてなめした革を平滑なガラス板に張り付けて乾燥し、銀面をバッフィングs、塗装仕上げをしたもの。堅ろうで手入れが簡単なことなどにより、タウンシューズ、学生靴、鞄などに使用される。現在では国内での生産は極めて少ない。
スエード Suede
革の肉面をバフし、ベルベット状のケバをもつように起毛加工された仕上げ革で、主に子牛革など小動物よりつくられる。成牛革のように繊維組織が粗い革をスエード調に仕上げた、ケバのやや長いものをベロア(Velour)と呼んでいるが、商習慣から必ずしも厳密には区分されていない。靴甲革、ハンドバッグ、衣料などに用いられる。
バックスキン Buckskin
本来は鹿皮の銀面を除去しバフして、スエードのように仕上げられた革できわめて柔軟である。
ヌバック Nubuck
バックスキンに似ていることにその名が由来する。スエードと異なり銀面をバフしてケバ立て仕上げた革で、スエードやベロアよりケバが短くビロード状をしている。子牛皮、成牛皮やその他の動物皮から作られる。スエードと同様の用途に用いられる。
床革 とこがわ Split leather
皮を水平に2層以上に分割して得られた銀面層以外の床皮を原料とした革。作業用手袋用革をはじめ、表面を塗装やラミネートにより靴甲革やベルト用革などに広く利用される。また、ベルベット用のケバに仕上げた革を床スエード、それよりケバの長いベロア用に仕上げたものを床ベロアという。
エナメル革 Enamlled leather
パテントレザー(Patent leather)ともいわれる。

仕上げ方法

素仕上げ革
ほとんど仕上げ剤を使用せず、フエルトバフなどで艶を出したもの。
アニリン(仕上げ)革
染料仕上げを施した革。革本来の繊細な銀面模様の特徴を生かすように鮮明な染色(顔料を含まない主としてアニリン染料)と透明感のあるタンパク系の仕上剤(バインダー)にて仕上げる。表面がきめ細やかでソフトな感触を保ち、より革らしい味を有し、傷の少ないカーフ、キップ、キッドなどを使用し、人気のある甲革である。弱点としてはシミなど耐水性が弱いこと。セミアニリン革もある。
顔料仕上げ(革)
顔料を主に使用し、バインダーを含む染料液で革を仕上げる方法。銀面の傷をかくし、均質な着色ができるため広く用いられている。グレージング仕上げと区別されるため塗装仕上げと呼ばれる。
グレージング仕上げ(革)
革の銀面に平滑性光沢を付与することを目的に、めのう、ガラス、金属のローラによって強い圧力を加えながら摩擦する仕上げ。グレージングにシボ付けを行ったのがボックス仕上げである。
オイル(アッパー)レザー
非常にオイリー(油を豊富に含んだ感じ)なクロム革。ウエスタン調やカジュアルタイプの靴の甲革に用いられる。
アンチック仕上げ(革)
不規則なむら模様など古代調(ビンテージ)の印象を与える色調の革。ツートン仕上げやアドバンチックなどがある。
メタリック仕上げ(革)
メタル調に仕上げた革。
撥水加工(革)
エコレザーと同様に、防水&撥水機能と備えたソフトレザーの人気が高まっている。

革のメンテナンス

革製品の手入れ
柔らかい布で汚れをふき取ります。あとで、オイルを全体に塗り込みます。最後にからぶきして完了です。

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